カキが美味しくなる季節がやって来ました。
カキ料理の定番といえばカキフライですが、サクサクに揚げる裏技があります。
またカキはナマモノ。
鮮度の見分け方から、カキの生臭さを消す方法、縮まない調理法などカキを美味しく食べる豆知識も合わせてご紹介します。
なお、この記事は2018年11月24日に再放送されたテレビ東京の番組・『ソレダメ!~ アナタの常識は、非常識』からの紹介になります。
目次
カキの調理に関する豆知識
カキはナマモノ。
カキを美味しく食べるためにまず知っておきたい豆知識をご紹介します。
カキのパックに表示してある「生食用」と「加熱(調理)用」の違いとは?
ずばりカキが採れた海域の違いで、鮮度は同じです。
- 生食用:保健所の水質検査に合格した海域で採れた牡蠣に表示
- 加熱(調理)用:上記以外の牡蠣に表示
なので鮮度は同じですが、「加熱(調理)用」は細菌が多いため生で食べないように。
鮮度の見分け方を含めたカキの選び方
となるとカキの鮮度はどう見分けるのか?ですが、新鮮で美味しいカキは、貝柱と全体の色に着目します。
貝柱が半透明で全体の色は乳白色のものが新鮮で栄養価が高く美味しいカキです。
鮮度が落ちると貝柱に透明感がなくなり、色も濃い色になってしまいます。
カキが縮まない調理法
カキに熱を加えたりするとだんだん縮んでしまいますが、小さくなったカキにがっかりしない方法があります。
調理する前にカキに片栗粉をまぶすと、あら不思議、カキが縮みにくくなるのです。
それは、片栗粉をまぶすことでカキの表面にでんぷんの膜ができ、それで縮むのを防いでくれるのです。
また、この膜によりカキのジューシーさも保たれます。
テレビでは、片栗粉をまぶしたカキとそのままのカキを鍋に入れた比較実験が行われ、本当に縮みにくくなる様子が放映されていました。
サクサクで美味しいカキフライの揚げ方
カキを使った定番料理、サクサクで美味しいカキフライの揚げ方の説明です。
カキの生臭ささを消す方法
まず、カキフライの下準備としてカキにある独特の生臭ささを取る作業をします。
従来から、大根おろしに漬ける臭み取りがありますが、作業に時間がかります。
もっと簡単に臭みを取る方法があるのです。
それは、カキを揚げる際にパン粉をまぶすための卵液に牛乳を少し入れるだけ。
牛乳に入っているタンパク質がカキの臭みの素を吸収してくれるのです。
そして高温で揚げれば臭みが飛び散り、更に臭みが消せるそうです。
カキフライをサクサクに揚げる方法
この方法も簡単で、前節で説明した牛乳を少し入れた卵液につけ、衣をまぶした状態のカキを、揚げる前に10分ほど冷蔵庫で寝かせるだけ。
冷蔵庫で寝かせることにより、小麦粉に含まれるグルテンの粘り気が出にくくなり、サクサクに揚げることができるのだそうです。本当に簡単ですね。
【おまけ】小さいカキをフライにするには
小さいカキしか用意することができなくても、ある工夫で立派なカキフライにすることができます。
これも自然な考え方で、小さいカキを2枚重ねで揚げればいいのです。
方法は、キッチンペーパーで水気を取ったカキを2枚重ねにして、今まで述べてきたやり方で下準備をして揚げれば、立派なカキフライができます。
まとめ
それでは今回のまとめです。
サクサクの美味しいカキフライを揚げる方法は次の通りです。
- ①カキは貝柱が透明で全体の色が乳白色のものを選ぶ。
- ②カキの縮みは片栗粉をまぶして防ぐ。
- ③カキの生臭ささは牛乳でとる。
- ④カキを揚げるときは、冷蔵庫で10分ほど寝かせる。
あなたもこの方法でサクサクの美味しいカキフライを作ってみてくださいね。