最近、テレビでは「カラオケバトル」という番組が人気です。
この番組のカラオケマシーンは、コンピューターによる審査結果が点数として出されるようになっており、司会者の号令で採点ボードに点数が大きく表示されます。
機械による採点ということで点数の公正性には信頼があるため、我が家族は、この「カラオケバトル」を毎週のように楽しく視聴しています。
しかし、カラオケは、やはり自分で歌ってこそ意義があり、その意義を健康の観点から管理人が経験したある年の忘年会でのカラオケの出来事も交えて書いてみたいと思います。
ある年の忘年会で体験したカラオケが体に及ぼす影響とは?
ある年の忘年会に出席したときにこんな体験をしました。
実は、その忘年会に出るのはあまり気が進まず、どうしたものかと思っていましたが、立場上出席しないわけにもいかず、とにかく出席だけはして早々に退散するつもりで参加しました。
すると案の定、乗り気がしないまま飲んだこともあり、あまり酔うこともなく気分は段々白けて来たのです。
でも、量は相当に飲んでおり、そのうちに酔いが回ってきて、その時はひどい悪酔いに襲われてしまったのでした。
「やっぱり参加するんじゃなかった!」と、後悔の念と自己嫌悪に陥っていました。
宴会が終わる頃には頭はガンガン鳴るし、周りがグルグル回り出したので、外の寒い空気に触れようと誰かにすがりながら店を出ました。
そして仲間に誘われるまま、とあるカラオケ屋に入りました。
もう何がなんだか訳も分らず、カラオケボックスに入ると直ぐに適当に選曲した歌を大声で片っ端から歌っていました。
すると不思議なことに、頭がガンガン鳴らなくなり、周りもグルグルしなくなって来たのです。
段々酔いが醒めてくるにつれて、気分もすっきりしてきました。
翌朝、目覚めたときは爽快そのもの、二日酔いは全くなかったのです。
こんな経験は初めてでした。
カラオケで歌ったことが体に良い影響を及ぼしたことは間違いないと思いますが、どんなメカニズムでそうなったのか不思議に思い、カラオケと身体の関係について調べてみました。
カラオケが体に良い影響を及ぼすのは大声を出して歌うこと
日常会話では、周囲を気にしてあまり大声を挙げて話すことはありませんが、周囲を気にする必要がないカラオケでは平気で大声を張り上げてしまいます。
この大声を出すということが体に良い影響を及ぼすのです。
そしてそれに尽きます。
大声を出すと、次のような体への良い効果があると言われています。
- ①横隔膜への刺激
大きな声で歌を歌うときは腹式呼吸になりますが、この呼吸法により横隔膜が刺激を受けるので、これだけでリラクゼーションの効果があると言われております。
また、横隔膜の刺激は全身の血流を促進し免疫力の向上にも繋がります。
- ②カタルシス効果(心の浄化作用)
大きな声で歌を歌った後には、達成感というか、心の開放感といったものを感じることがありませんか?
心の中にある不安やイライラ、怒りなどを言葉にして口から吐き出すと、そういった感情が解消され、心に安堵感が生まれます。
これを精神分析ではカタルシス効果あるいは心の浄化作用と呼び、ストレス解消に非常に役に立つといわれています。
- ③ドーパミンなどのホルモンの分泌
歌を歌うことで、脳から幸せ感や快楽感に関わるドーパミンやβエンドルフィンが分泌され、非常に満足した気持ちになります。
カラオケは家族と一緒に歌うのが最高です。
管理人の家族もカラオケが大好きで、最近は日曜日のお昼前から、おにぎり持参で夕方までびっしり歌っています。
しかも親子孫の三世代で楽しんでいます。
また、「カラオケバトル」の影響もあってか、恥ずかしげもなく採点モードで歌っています。
驚いたのは、採点結果が全国ネットワークのランキングで表示され、自分の点数が日本全国でどのくらいの順位にあるのかが瞬時に分かることです。
自分たちが歌った歌の採点結果を見ながら家族全員で楽しめるカラオケは最高の娯楽です。
カラオケ屋から出て家に帰る途中では、家族全員が余韻ともいうべき一種独特の満足感、達成感を味わいながら帰ります。
まとめ
それでは、今回のまとめです。
ある年の忘年会での体験からカラオケについて調べた結果、カラオケがもつ身体に良い影響を及ぼす次のようないろいろな効果を知りました。
- ①横隔膜の刺激によるリラクゼーションや血流促進による免疫力アップ
- ②カタルシス効果(心の浄化作用)によるストレス解消
- ③ドーパミンなどのホルモンの分泌による満足感、幸福感など
カラオケは、楽しく歌を歌う事が出来て健康増進にも役立つ素晴らしい娯楽です。
これからもカラオケを楽しんで行きたいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。