消費量が増え、今では日本の家庭の食卓の一角を支えるまでになった冷凍食品。
日本冷凍食品協会によると昨年(2017年)の国内の冷凍食品の消費量は約286万トンになっています。
これを国民一人当たりの消費量に換算すると22.5kgで、前の年より1kg増え、過去最高を記録しました。
毎シーズン新商品が登場し種類も多岐にわたっています。
そこでこの記事では、冷凍食品に関するウェブサイトを編集する冷凍食品ジャーナリストに冷凍食品のメリットをご紹介していただきます。
合わせて、最近、売れ行きが好調な、おすすめの冷凍食品のチャーハン3種類を選んでご紹介していただきます。
目次
冷凍食品のメリットとは?
冷凍食品の一番のメリットは、まずは何と言っても「腐らない」ということ。
食品が腐らないので、腐食を理由に捨てるということがなく、食品ロスがないことです。
このことは、一般家庭の台所でも、プロの厨房でも、更に販売者にとっても大きなメリットです。
冷凍で腐らないので保存料も必要なく、安全安心な食品というわけです。
加えて栄養価を保存できるというメリットもあり、大切な食料資源の価値を損なうことなく食卓まで届けることができるのです。
また、食材を洗う、切る、調理するといった作業を食品メーカーが肩代わりしてやってくれますので、「手間のかからない」食品でもあります。
急速冷凍の技術によって食材をそのまま消費者に届けるので、家庭でも厨房でも調理の「時短」を実現することができます。
冷凍食品メーカーの食材の加工技術は年々進化しており、美味しい冷凍食品が毎年開発されています。
最近は、おかず系ではお弁当よりも食卓兼用のものが出てきており、朝昼晩の3食のメニューに冷凍食品をどんどん取り入れていきましょう!
最近、冷凍食品を牽引しているのはチャーハン!
最近は、チャーハンをはじめとする米飯類が好調で、家庭用冷凍食品全般を引っ張っています。
チャーハンについては、各メーカーが美味しい名店のチャーハンを研究し、高温調理の釜や具材投入のタイミングなどを工夫した生産設備を整備して、パラリとした食感を出しています。
一時はパスタ類の人気に押され縮小ぎみの分野でしたが、2011年の東日本大震災をきっかけに備蓄用で購入し、継続して食べる人が増加したという背景もあります。
専門家は、米飯や麺は冷凍に適した商品で、ご飯などでんぷん類を冷蔵庫に入れると老化してボソボソした口当たりになってしまいますが、急速冷凍する冷凍食品は老化させず出来立ての味をキープすることができるといいます。
チャーハンの冷凍食品をご紹介!
それでは、実際にスーパーなどで売られているチャーハンの冷凍食品3種類をご紹介します(価格はいずれも実勢価格で税込み)。
二チレイフーズ「本格炒め炒飯(チャーハン)」価格405円前後
この商品は、昨年度の売上げが100億円を突破し、パラパラした冷凍チャーハンの元祖と言われています。
250度以上の高温熱風をご飯に吹き付けパラパラに炒めるなどの独自製法の技術で調理しています。
味の素冷凍食品「ザ★チャーハン」価格430円前後
2015年から登場したヒット商品です。
焦がしニンニクの油とネギ油の香ばしさや炒めた風味が楽しめます。
この商品は自分の食事用に購入する男性が多く、男性需要を掘り起こした商品と言われています。
小栗旬のテレビ・コマーシャルでも有名ですが、7月31日からは、小栗旬の妹役で木崎ゆりあさんが出演して話題になっています。
マルハニチロ「王様のソテーピラフ シーフードと香り立つバター」価格540円前後
2018年8月に新発売されたこの商品では、洋食店の味を追求し、海鮮のうまみを生かして、高温短時間で炒め、しっとりパラッとした食感に仕上げています。
まとめ 冷凍食品のメリットとチャーハンの紹介
それでは今回のまとめです。
冷凍食品についてそのメリットや最近売れ筋のチャーハンをご紹介してきました。
とにかく冷凍食品を使えば調理の経験が少ない管理人でも簡単に調理でき、立派で美味い「男飯」が出来上がります。
冷凍食品はチャーハンのほか美味しい食品がたくさん出ており、機会があれば、ほかの食品もご紹介しますので、楽しみにしていてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。