健康

熱中症とは?その原因を解明し、応急処置と予防対策について解説

投稿日:2018-07-28 更新日:

毎日暑い日が続いています。

7月23日には、埼玉県熊谷市で41.1度という国内最高記録を更新したほか、東京都青梅市、岐阜県多治見市、甲府市と合わせて4つの都市で最高気温が40度を超えたそうです。

これに高い湿度が加わると熱中症にかかる危険性がグッと高まります。熱中症にかかっても早い時期に気がつけば、症状も軽く簡単な応急処置で回復します。

やっかいなのは、本人がそれと気づかず放置して重症化してしまう場合です。そうなると、早急にお医者さんに見てもらう必要があります。

そこで、熱中症の初期症状について理解を深め、早い段階での応急処置の方法を知って熱中症に対処しましょう。合わせて予防対策についても解説します。

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熱中症とは?その原因・メカニズムを解明

熱中症は、高温多湿な環境に人間の身体が適応できないことが原因で現れる様々な障害を総称する言葉です。

それでは、どんな症状が現れたら熱中症を疑う必要があるのでしょうか。

熱中症の代表的な初期症状としては、めまいや立ちくらみ、一時的な失神があります。

暑さで体温が上がると、体内の熱を外部へ放出して体温を下げるための体の機能が発揮され、皮膚下の血管が拡張します。

血管が拡張するということは、血管の容量が増えるので、血圧が下がり、相対的に全身を流れる血液の量が減少します。

そうすると脳へ流れる血液の量も減るので、いわば一時的な貧血状態になります。顔面から血の気が無くなり、めまいや立ち眩み、一時的な失神の症状を引き起こすわけです。

こうなると、呼吸の回数が増え、脈も速く弱くなります。唇のしびれも見受けられるようになります。これが「熱失神」と呼ばれる症状です。

しかし、症状は熱失神にとどまらず、全身のけだるさ、吐き気や嘔吐、頭痛などを伴なうこともあります。

熱失神では、脳への血流が減少するので、一時的に気を失い、突然パタンと倒れたりします。

昔、小学校時代に、炎天下のグラウンドでの朝礼で、突然パタンと倒れる児童生徒を見かけましたが、まさにこれが熱失神の症状だったのですね。

熱中症にかかったときの応急処置とは?

熱中症の初期症状のめまいや立ちくらみが現れたときの基本的な応急処置としては、まずは、意識がはっきりしているかどうかを確認します。

意識状態については、名前や日付などの見当識の確認をします。

意識が朦朧としていたり、はっきりしないのなら、直ちに救急搬送して医療機関で治療を受けましょう。

意識がはっきりしている場合の応急処置について解説します。

①まずは、安全で涼しいところに移動

たちくらみやふらつきがあるので、移動中に転倒して頭を打つなどの2次被害を防ぐためにも二人で両側から支えるようにして移動します。

②横になって安静の状態を保ちましょう。

このとき、足を10cmほど高くすると、心臓への血流がよくなって血圧が上がり、脳への血流が多くなって貧血状態が改善される効果が期待できます。

③身体を冷やしましょう。

更に全身の血流をよくするため、保冷剤や冷えたペットボトルなどにタオルやハンカチを巻いて体を冷やします。首筋やわきの下など太い静脈が走っているところを冷やすと効果的です。

この処置により、血管が収縮して、全身の血流が改善されます。

④そして水分補給を行います。

スポーツドリンクや水1リットルに1~2gの食塩を加えた食塩水を飲んで失われた水分と塩分を補給します。今は、それ専用の経口補水液もあります。

嘔吐や吐き気があり自分で飲めないときは、やはり医療機関の助けが必要です。

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熱中症を予防する対策について

熱中症にかからない予防対策も重要です。

予防対策は大きく二つの側面から行われます。すなわち一つは環境面の対策、もう一つは身体面の対策です。

環境面の対策

暑さは普段の生活の中の工夫や心がけで和らげることができます。

普段、自分が過ごす室内の気温と湿度をチェックし、日差しや風通しに気をつけましょう。夏の暑いときはクーラーや扇風機で快適に過ごすことができます。

衣服は通気性のよい麻や綿のものを選び、吸湿性や速乾性にすぐれた下着を着用します。

最近は、接触冷感素材の枕や寝具なども市販されていますので活用したいものです。

また、冷却シートや枕など冷却グッズも種類が豊富になっており、効果が期待できます。

身体面の対策

これは、暑さに負けない体力づくりや体調管理になります。

多少の高温多湿の環境にいても、熱中症にかからない体力づくりを普段から心がけることが大切です。

それには、バランスのよい食事をしっかりとり、快適な睡眠を確保することが重要です。

あとは、夏場の体調管理が大切で、特に、水分補給をこまめにし、塩分もほどよくとること(通常は普段の食事で補えています。)の心がけが大切です。

水分補給のタイミングですが、朝起きたとき、食事中と食事の前後、入浴の前後、就寝前など必要に応じて行うのがいいと思います。

今では、吸収がスムーズにでき、水分のほかに塩分などのミネラルが含んだスポーツドリンクや経口補水液などの飲料水も多く市販されています。

熱中症が懸念される特定の場所や場面での対策

何かの行事に参加したり、やむを得ず高温多湿な場所に行くことが避けられないときも身体面からの対策を考えましょう。

常に飲み物を携帯すること、服装も通気性や吸湿性などに気をつけ、できるだけ休憩をとり、無理をしないこと、これに尽きます。

事前にテレビやネットで公開されている「熱中症指数」を調べ、熱中症のリスク度合いを知っておきましょう。

まとめ

それでは今回のまとめです。

最近、ニュースで話題になることが多い、熱中症について解説してきました。

ここで聞き慣れない「熱中症指数」なる言葉について説明を補足します。

これは、熱中症を予防する目的で1954年にアメリカで提案された指標で、正しくは「暑さ指数」と言われるものです。

簡単にいうと、「暑さが体に与えるストレスの程度」を示したものといえます。

「暑さ指数」は気温と同じ単位の摂氏何度(℃)と表示されますが、その数字の意味は気温とは全く違い、通常の気温に加えて湿度、日射、風の4要素全てが反映されたものです。

暑さ指数は、その度数によって、危険度を「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」の4段階で表示されます。

特に暑さ指数31℃以上になると「危険」とされていますので、とりわけ高齢者や子供のいる家庭では熱中症に気をつけましょう。

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