朝起きると寝違えて首が痛いときが偶にあります。
特別な処置や治療をしなくても、自然によくなってはいきますが、それまでの間、首を動かせないなど何とも不愉快な思いが続きます。
そこで、首の寝違いがなぜ起きるのか、寝違いを治す方法や予防する方法はないのか、調べてみました。
首の寝違えとは?
朝起きたときに、首の後ろや首から肩にかけて痛みがでることがあります。
首を動かすと痛みが出たり、痛みで首が動かせないときもあります。
これが、いわゆる「寝違え」と呼ばれる症状です。
寝違えの症状について調べた研究はないようですし、寝違えの症状を検査や画像で見ても、骨や筋肉に変化がないことが一般的なので、はっきりとした原因は分っていないそうです。
そのため、原因についていろいろ意見がでており、例えば、「首周辺の筋肉が軽度の肉離れを起こしている状態」という意見もあります。
首の寝違えの原因として考えられること
はっきりした原因は分っていないのですが、それでも原因と考えられることがあり、次のような場合に原因があると考えられます。
①寝る前の行動に原因がある場合
②寝た姿勢に原因がある場合
それぞれについて、詳しく見ていきます。
寝る前の行動に原因がある場合
首のまわりの筋肉は、腕を上げるときに働きます。
普段はしない人がボウリングで重いボウルを投げたり、慣れない人が壁を登る「ボルダリング」の運動やパソコンや事務作業などが長時間に及ぶと、翌朝、首のまわりが筋肉痛になってしまいます。
また、首まわりの筋肉は、頭を支える役割もあります。
例えば裁縫やアクセサリー作りに集中して首を動かさない姿勢で長時間作業をすると、頭を支えるために働きっぱなしの頭の筋肉は相当疲れてしまいます。
普段肩こりにならない人がこれを「寝違え」と思うことがあります。
寝た姿勢に原因がある場合
例えば飲酒後の睡眠や疲れ果てた状態での睡眠、ソファやこたつで寝てしまったように寝返りができない不自然な姿勢で長時間寝ているような場合があります。
このような場合は、首のまわりの筋肉に十分な血液が流れなくなって(これを阻血状態というそうです)、痛みがでてしまうことがあります。
首の寝違えを直す方法や予防する方法とは?
首を寝違えたとき、初期の状態では無理をせずに痛い方向には動かさずにいる方が良いようです。
無理をして痛みを我慢してストレッチなどをすると逆効果になることもあります。
医療機関で処方される湿布には、炎症を抑えて痛みを取る薬剤が含まれているので、痛い部分に貼ると有効です。
予防方法としては、普段やらないボウリングなどをするときは、運動の前後にきちんと首を回すとか、両肩を上下に動かすストレッチをすることが重要です。
また、首の筋肉に負担をかける裁縫やパソコンなどの作業をした日には、筋肉の疲れを和らげるストレッチがお勧めです。
まとめ
それでは今回のまとめです。
朝起きたとき、偶に首が痛くて動かせないときがあります。
経験上、特別な処置をしなくても、自然に快癒していくので心配はしていませんが、直るまで、首が動かせないなど不快が状態が続くので、早く直したいと思うのが人情です。
それになるべく首の寝違えに遭わないような予防法があれば助かります。そこでいろいろ調べたのですが、これといった特効薬のようなものはないようです。
ただ、寝違えの原因となるような状態に置かれたときに寝違えを起こすようなので、できるだけそのような状態にもっていかないことが予防法なのでしょうか。
慣れない運動をするときやパソコンなど首の筋肉に負担をかける作業をしたときには、首のストレッチを、また、飲酒したときや疲れたときの睡眠は、ごろ寝をせず、ちゃんとした寝床で寝るということに気をつけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。