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レクサスNXに試乗!トヨタハリアーと乗り心地を比較すると?

投稿日:2018-10-18 更新日:

レクサスNX300hとトヨタハリアーハイブリット

先日、レクサスのディーラー店(レクサス月寒)を訪問してNX300hに試乗してきました。

普段、管理人はトヨタのハリアー・ハイブリッドを乗り回しており、次期乗り換えの車を検討する際に対抗馬となるであろうハリアーに近い上級車レクサスNX300h を実際に試乗してきましたので、その報告をします。

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レクサスの営業担当者が話すレクサスの車を造る際の考え方の違いとは?

試乗する前に、レクサスの営業担当者からレクサス車とトヨタ車の違いについて、一通り説明を受けました。

担当者は、トヨタを含む日本の車とレクサスでは、車を造るそもそもの考え方が全く違うことを強調し、それが端的に現れているのがスピードメーター(速度計)の表示だといいます。

例えばトヨタのハリアーハイブリッドの最高速度の表示が180km/h なのに対し、レクサスNX300hのそれは、何と260km/h になっています。

つまり最高速度の表示は、実際に走行するかどうかは別にして、走ろうと思えばいつでもその速度近くまで走れることを示しているわけです。

もともとレクサスは、欧米の高級車市場向けに造られた車なので、ドイツやオーストリア、スイスの走行速度無制限のアウトバーン(高速道路)を走行することを想定して造られており、この程度の最高速度の表示の差は、ある意味当然のことなのです。

しかし、その差が車全体の造り方に大きく影響してくるといいます。

それは何かと言えば、高速走行時の事故に備えて、ドライバーや同乗者への徹底した安全対策を施した車造りが必要になるということです。

実際、レクサス車は、高速走行時に起きた事故に対してハード、ソフト両面から、いろいろな対策が講じられているのです。

ハード面では、とにかく頑丈に造られていること、例えば、衝突したときの衝撃を緩和する仕様は勿論のこと、事故があっても確実に外に逃げられるようにドアが開くようなフレームの強さなど人間の命を守る最大限の設計設備が用意されているといいます。

塗装もハリアーが3層塗りなのに対し、NX300h は7層塗りにしているとのこと。それが、見た目の光沢の違いであったり、車内の静粛感の違いに現れるといいます。

レクサスNX300h

ソフト面では、レクサスオーナーズデスクといって、病院の「ナースコール」のような仕組みがあります。

レクサスに関する質問や相談から、緊急時のサポートや手配まで、車の位置情報を把握しているオペレーターが「24時間365日、いつでも、どこでも」対応できるオーナー専用のコールセンターが設置されています。

自宅の電話や携帯電話からはもちろん、車内からはナビのオーナーズデスクボタンにタッチするだけで、ハンズフリーのフリーコールが利用できるシステムなど、本当にアフターケア体制が充実しています。

実際に試乗して感じたこととは?ハリアーとの違いとは?

担当者からレクサスの装備や仕様などについて一通り説明を受けた後、いよいよ実際に試乗することになりました。

試乗は、一般国道36号と羊ケ丘通を走行する全長8kmほどのコース

試乗する車はNX300hで、行程はレクサス月寒店を出て札幌ドームを右手に見ながら一般国道36号を4kmほど走ります(往路)。

見光ビルの交差点を右折して100mほど進んでバイパスの羊ケ丘通に入り、復路は羊ケ丘通を国道とほぼ同じ距離だけ走行してレクサス月寒店に戻ってくる全長8kmほどのコースです。

バイパス・羊ケ丘通は、高速道路ではありませんが、片側3車線の幹線道路で昼間時は走行車も少なく、スピードも結構出せます。

そのため高速運転時の乗り心地や車内の静粛性、車線変更などのハンドル操作、アクセルやブレーキの効き具合などいろいろ試して確認することができました。

第一印象は、小さいハンドル、パノラマ画面のナビの位置、操作の反応が敏感

ハンドルを握って直ぐに気がつくことは、ハリアーよりハンドルが小さいこと。

それと横長のパノラマ画面のナビがハリアーのそれよりも高い位置にあり、ナビの画面を確認する際の目線移動が少なくて済みます。

加速やブレーキの反応が速く、ハリアーの調子で操作すると、急発進や急ブレーキになりかねないこと。でもこれは慣れれば問題はないと思います。

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座席は硬めだが、乗り心地は抜群!

座席クッションの感じは、ハリアーに比べ少し硬い感じがしました。でも、乗り心地は抜群で、今まで気に入っていたハリアーの乗り心地感が吹っ飛んでしまいました。

起伏がある交差点や横断歩道を通過しても小刻みな揺れは感じるものの、それ以上の大きな揺れはなく、高速時の車線変更でも体が横にもっていかれるような揺れはなく、長距離走行も余裕をもって運転できるように感じました。

営業担当者が「乗り味」が違うと言って、しきりに試乗を薦める意味が分りました。

スピード感を狂わせる驚きの静粛性!

信号待ちで停車するとナビのパノラマ画面が地図から周囲の状況を映し出すアラウンドモニターに切り替わります。

何より驚いたのは車内の静粛性で、速度計は80km/hを示しているのに、乗っている感覚としては、50~60km/hくらいにしか感じられなかったことです。

レクサスNX300hの乗り心地を十分に「味わって」戻ってきました。

まとめ(やはり一番の問題は価格か?)

それでは今回のまとめです。

次期乗り替えの車を検討するため、レクサスのディーラーを訪問してNX300hに試乗してきました。

実際に乗ってみて、その乗り心地の良さに心を奪われそうになりました。

でもやはり、一番の問題は価格です。

提示された見積書によるとNX300hの車両本体価格は、ハリアーハイブリッドのそれと比較して170万円ほどの価格差があります。

レクサスが提供する車両自体の安全性と走行やサービスの質との見合いで、これをどう考えるかというところだと思います。

管理人は、従来から残価設定型クレジットによる3年リース方式により、点検費用や税金を含めすべて込み込みで算出したリース料金の支払いで車を使用して来ましたので、この方法を踏襲する考えでいました。

しかし最近、同じ残価設定型のクレジットでも、リースとは別にローン方式も導入されるようになりました。この場合は、車は自分が所有することになります。

この方法ですと、期限が来ても車を返還するか、更に乗り続けるかの選択ができることになります(ただし、税金はローンの対象にならず、車検なども自分で支払わなければなりません)。

これに対しリースの場合は期限が来れば、車は必ず返還しなければなりません。

あと、中古車市場の動向を背景に設定される残価率が車種により微妙に違ってきます。

ハリアーハイブリッドは中古車市場でも人気が高く、残価率は何と60%にもなります。レクサスNX300hも相当高いのですが、やはりハリアーハイブリッドには及びません。

ニュートラルな考えで検討すれば、ハリアーのお徳感は半端ではありません。でもレクサスにも乗ってみたいし・・・ああ悩ましい!

トヨタハリアーハイブリッド

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

なお、レクサスについては、別の記事も投稿しておりますので、よろしければそちらもお読みいただければ嬉しいです。

トヨタ高級ブランド車レクサスのドアミラーがミラーレスになる!?

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管理人の浅野清美と申します。
長年勤めた役所を退職した元地方公務員。
現在は、現役の時にお世話になった役所の退職者を会員とする一般社団法人の事務局で会員ボランティアとして活動しています。
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