シンガーソングライターの宇多田ヒカルがツイッターでつぶやいた「歌姫ってなんなん」を発端にいろいろな有名人が連鎖反応のように「なんなん」をつぶやいています。
そもそも「なんなんってなんなん」っていう感じですが、なぜ宇多田ヒカルがこんなつぶやきをしたのか?
そして、これに続いて「なんなん」をつぶやいている有名人とは誰かを紹介していきます。
最初は宇多田ヒカルのつぶやきから始まった。
宇多田ヒカルが「歌姫ってなんなん」とつぶやいたのは2月15日のこと。
実は、その4日前の2月11日に放送されたTBS系「歌のゴールデンヒット-昭和・平成の歴代歌姫ベスト100-」というテレビ番組で、女性アーティストたちの歴代シングル総売上枚数ランキングを発表していました。
1位に輝いたのはAKB48で、2位の浜崎あゆみに大差をつけてのトップでしたが、メンバーが入れ替わるグループが1位となった結果にネット上では疑問の声もあがっていました。
恐らく宇多田さんは、そうしたことを背景に、シングル総売上げ枚数ランキングを発表する番組のタイトルに付けた“歌姫”という表現に違和感を抱き、15日に「歌姫ってなんなん」とつぶやいたのだと思います。
宇多田さんが次のつぶやきを「『平成の歌人(かじん)』枠とか『平成のDAW使い姫』枠とかあったらすてき」と続けたことで、「歌姫ってなんなん」というつぶやきが、TBSの番組のタイトルに向けられたものだったことが明らかになりました。
宇多田さんが「歌姫ってなんなん」とつぶやいたのは、自分のことではなく、TBSの歌番組のタイトルにつけた歌姫に疑問を抱いただけのこと。
ところが世間では、宇多田ヒカルを歌姫と見ているので、宇多田さんが「歌姫ってなんなん」とつぶやくと、自分自身に付けられた歌姫という「レッテル」に疑問を抱くというか、見つめ直していると思われてしまうんですね。
これが単語や短い語句を発するツイッターというものの面白いところですね。
宇多田ヒカルに続いて「なんなん」をつぶやいた有名人達とは?
そういった勘違いをまともに受け止めてつぶやいたのが元レスリング選手の吉田沙保里さん。
吉田さんは内省的な方なんですね。「霊長類最強女子ってなんなん」とつぶやきました。
すると今度は、ホストのROLANDさんが「現代ホスト界の帝王ってなんなん」、続いてタレントのつるの剛士さん(5児の父)が「イクメンってなんなん」と、それぞれつぶやいたのです。
最初に宇多田さんがつぶやいた趣旨からずうーと離れたものになってしまいました。
「なんなん」を理解しないでつぶやく有名人も出現!?
そして、更にところが、なんです。
そういった「なんなん」の趣旨を理解しないで流れに乗ろうとする有名人が出現したのです。
タレントの武井壮さんも「百獣の王ってなんなん」とつぶやいたのです。
武井さんは日頃から自分のことを「百獣の王」と自称しており、そんな武井さんが「百獣の王ってなんなん」とつぶやいたのです。
するとすかさず、「お前が自分で名乗ってるだけだろ」「あなたがそれを言ったらおしまい」などというつぶやきが相次ぎ、これにはさすがの武井さんも自嘲せざるを得ませんでした。
まとめ
それでは今回のまとめです。
宇多田ヒカルさんがつぶやいた「歌姫ってなんなん」を発端に、いろいろな有名人が「○○ってなんなん」とつぶやき、自分に付けられたあだなや呼称を見つめ直すきっかけとしているようです。
一方で、この度の動きで馬脚を現した有名人もいて悲喜交々のツイッター事情です。
宇多田さん本人から、「ちょっと待ってよ、私はそんなつもりでつぶやいたわけではないのよ」と言ってきそうですが、単語や短い語句を発するツイッターとはそういったもの。
特定の話しを伝えていくうちに、最初の趣旨とは違った内容に変容していく伝言ゲームというものがありますが、それと一緒ですね。
もっとも宇多田さんの「歌姫ってなんなん」というつぶやきが、実は、テレビ番組のタイトルへの疑問だけでなく、自分自身のことも密かに含ませていたのだとしたら・・!?。
宇多田ヒカルは侮れない!?
「○○ってなんなん」というつぶやきが、自分の存在を改めて見つめ直すきっかけとして、更に広がっていくのか、今後の有名人のツイッターに注目したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。