第71回を迎えるさっぽろ雪まつりが始まりました。
今年の冬は、歴史的な少雪で、雪像を造る雪の確保に非常に苦労しました。
それだけに今年は、どんな雪像が造られているのか、大変興味があります。
それでは、出来上がった雪像の数々をご紹介します。
目次
第71回札幌雪まつりの概要
それでは、まず始めに開催会場、開催期間などをお知らせします。
開催会場 | 開催期間等 |
①大通会場 | 令和2年2月4日(火)~2月11日(火・祝) ライトアップは22:00まで |
②つどーむ会場 | 令和2年1月31日(金)~2月11日(火・祝) 開催時間は9:00~17:00 (一部アトラクションは16:00まで) |
③すすきの会場 | 令和2年2月4日(火)~2月11日(火・祝) ライトアップは23:00まで (最終日11日(火・祝)は22:00まで) |
大通会場の見所
次に大通会場の見所をご案内いたします。
大雪像編
大通会場には5基の大雪像が設置されています。
以下それぞれの大雪像についてコメントしていきます。
①アイヌに天地創成神話「アイヌラックル伝」(4丁目)
まず4丁目は、アイヌで古くから伝わる天地創成神話の一つ、「アイヌラックル伝」
それは、雷神(カンナカムイ)と森の女神(チキサニ姫)の恋物語からスタートします。
美しいチキサニ姫に魅了されたカンナカムイの落雷による大爆発でチキサニ姫が燃え上がり、その炎の中から人間らしい神”アイヌラックル”が誕生するという天地創成神話
夜には音と光と映像が織りなすプロジェクション・マッピングで彩られます。
②北海道産サラブレッドに託す悲願(5丁目)
5丁目には、昨年に引き続き北海道が一大生産地である競走馬・サラブレッドをテーマにした雪像が制作されました。
この大雪像では、中央にサラブレッドを配置し、背景にはフランスの凱旋門を表現して、フランスのパリ・ロンシャン競馬場で開催される「凱旋門賞」をイメージしています。
1920年に創設され、歴史と伝統は勿論、最高レベルの賞金規模を誇り、世界屈指の大レースとしての地位を不動のものにしている凱旋門賞を制する馬産地・北海道の悲願が込められています。
③国交100周年のポーランド共和国をテーマに(7丁目)
7丁目には2019年に日本との国交100周年を迎えたポーランド共和国をテーマに制作。
首都ワルシャワのワジェンキ公園に建つ水上宮殿と公園内に建てられているピアノ詩人・フレデリック・ショパンの像を制作しました。
④ウポポイ(民族共生象徴空間)(8丁目)
8丁目には、2020年4月24日に北海道白老町ポロト湖畔に誕生する「ウポポイ」(民族共生象徴空間)とともに共生社会の新たな船出をイメージした大雪像が制作されました。
ウポポイとは、アイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味しており、北海道の「先住民族」アイヌの歴史と文化を主題とした博物館です。
日本初・日本最北の国立の博物館として、アイヌ民族博物館(雪像右手)、「先住民族」アイヌの文化を五感で感じるフィールドミュージアム、民族共生公園のほか慰霊施設が整備されます。
⑤放送開始50周年を記念した「サザエさん一家」(10丁目)
10丁目は「サザエさん一家」の大雪像です。
アニメ「サザエさん」は1969年10月に放送をスタートし、国民的アニメとして幅広い年齢層の皆様に愛され続け、2019年に放送開始50周年という記念の年を迎えました。
そこで、アニバーサリーイヤーを記念してサザエさん一家がウィンタースポーツを楽しむ大雪像を制作しました。
その他の見所編
大雪像のほかに、趣向をこらしたアトラクションや仕掛けが用意されており、雪像の鑑賞以外にも楽しむことができます。
スケートリンク(1丁目)
1丁目には、東西に22メートル、南北に17.5メートルのスケートリンクが設けられ、スケート体験をお楽しみいただけます。
市民雪像(8,9,12丁目)
市民の手作りの雪像80基が大通り会場に登場!
今年も人気投票コンテストが開催されます。
昨年は大坂なおみ選手の雪像が1位の栄冠に輝きましたが、今年の栄冠は果たして誰に?
雪像トンネル付きミニSL(10丁目)
子どもから大人まで楽しめるミニSL。
バスケットボールの八村選手の大きく開けた口の中(トンネル)をくぐりながら走ります。
国際雪像コンクール(11丁目)
11丁目の国際広場には世界各地の国と地域から12チームが参加して、雪像制作を競っています。
その主な雪像をご紹介します。現在制作中の雪像もあります。
グランプリに輝くのは果たしてどのチームか?
まとめ
それでは今回のまとめです。
今年で71回目を迎えるさっぽろ雪まつりは、大通会場のほか、つどーむ会場とすすきの会場で開催されます。
今年は、歴史的な少雪で雪の確保に苦労しましたが、何とか開催に漕ぎ着けることができました。
つどーむ会場はいち早く1月31日に開催しており、体験交流をテーマにいろいろなアトラクションや屋内イベントも企画されております。
すすきの会場は、「すすきのアイスワールド2020」と銘打って60基の幻想的な氷像が立ち並んでいます。
そのほか、氷の女王撮影会や氷像人気コンテストなども開催され、氷の滑り台が子ども達(大人も?)を待っています。
新型コロナウィルスの影響も気になりますが、マスク、小まめな手洗など十分な感染予防対策を講じれば大丈夫だと思います。
是非札幌にお越しいただき鑑賞していただければと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。