吉本芸人による反社会的勢力への闇営業問題が起こったとき、「今の会長、社長体制が続くなら俺は吉本興業を辞める」と公言した加藤浩次さんが、個人事務所を立ち上げました。
その個人事務所を運営するのが「有限会社加藤タクシー」という会社だそうで、加藤浩次さんはその会社の社長兼タレントだそうです。
吉本興業とは10月1日に専属エージェント契約を締結したそうです。
そこで気になるのは、個人の芸能事務所を運営する会社名になぜ「タクシー」がつくのでしょうか?
それとも芸能業のほかにタクシー業もやるのでしょうか?
会社名にタクシーがつく理由と由来について調べてみました。
それから、吉本興業から離れてエージェント契約を締結することによって収入は増えるのかどうか気になりますので、調べてみました。
加藤浩次の会社名にタクシーがつく理由とは?
結論からいうと、加藤浩次さんが個人事務所を設立した時、事務所の運営会社は、既存の「有限会社加藤タクシー」という名の会社を引き継いで対応したからです。
事務所を設立する前に、既に会社は存在していたわけで、その時は、本当にタクシー業を営む会社だったのかも知れません。
例えば加藤さんという方が個人タクシーを(有限)会社組織で営業する時に通常付けるのが「有限会社加藤タクシー」ですよね。
そんな会社の業務内容をタクシー業から芸能事務所が行う事業に変更して、加藤浩次さんが会社を引き継いだというのが真相ではないかと思います。
実は有限会社は、以前、日本で設立が認められていた会社形態の一つでした。
しかし、平成18年5月1日に根拠法の有限会社法が廃止されたため、それ以降、有限会社の新設はできなくなったのです。
有限会社法が廃止されたときに存在していた有限会社は、以後は、株式会社として存続します。
社名の変更は強制されないため、現在も有限会社を名乗る企業が多数存在しています。
有限会社加藤タクシーも、有限会社法の廃止後も社名を変更しないで存続する元有限会社の一つだったのです。
有限会社加藤タクシーの社名の由来は?
それではなぜ、事務所の運営会社を新設しないで、社名にタクシーが付いた会社を引き継いだのでしょうか。
加藤浩次さんとタクシーを繋げるものは何かと考えた時、思い浮かばれるのは再婚した母親のご主人・深野正一さんのことです。
深野さんは、既に故人となられましたが、生前、北海道小樽市でタクシー業を営まれていたことはよく知られています。
会社名にタクシーが付く由来は、母親のご主人の深野さんがタクシー業を営まれていたことに関係があるように思います。
ある説は、加藤浩次さんが、20年前に会社を設立する時、義父の深野さんがタクシー業を営んでいたから、社名にタクシーを入れたと解釈します。
もっと大胆に推理する説もあり、実は深野さんが小樽市でタクシー業を営むために設立したれ会社が有限会社加藤タクシーだったのではないか?
深野さんが亡くなって休眠状態になっていたのを、加藤浩次さんが個人事務所を運営するために引き継いだのではというものです。
加藤浩次さん本人がその辺の経緯を説明してくれれば、疑問は一発で解消するのですが。
吉本興業との専属エージェント契約で収入は増える?
吉本興業の闇営業問題をきっかけとした改革の一環として導入されたエージェント契約は、もともと加藤浩次さんが提案していたといいます。
そもそもエージェント契約とはどんな契約なのか?
簡単にいうと、今まで事務所がやっていたマネジメントをタレントが自分でやるようにするというものです。
今までの専属マネジメント契約では、事務所が営業活動のほか、それに加えてタレントの日程管理や送迎、マネージャー業務などのマネジメントを行っていました。
専属エージェント契約では、それらの業務をタレントが自らの裁量でできるようになります。
つまり、週にどれだけ働くかとか、どんな仕事をするかということを自分で決めれるようになります。
ギャラについては、事務所とタレント双方が対等の立場で、獲得できた契約に応じて手数料を事務所に払うことになるので、タレント側には、かなりのギャラが残り、収入が増えるのは確実です。
加藤浩次さんは既にタレントとしての実力があるので、専属エージェント契約に切り替えることにより、相当の収入増になることは間違いありません。
この度の吉本興業の闇営業のごたごた騒ぎの結果、加藤浩次さんが一番得をしたという意味で「加藤浩次の一人勝ち」といわれる所以です。
まとめ
それでは今回のまとめです。
加藤浩次さんが令和元年10月1日付けで、自分が設立した個人事務所(有限会社加藤タクシーが運営)が吉本興業と専属エージェント契約を締結したと発表しました。
そのときの契約当事者の加藤タクシーという社名の理由や由来について考察してきましたが、大胆な仮説を提示しました。
また、吉本興業と締結したエージェント契約とはどのような契約なのか、それによって収入は増えるのかどうかいついても考察しました。
今回の吉本興業を巡るドタバタ劇で、結局、加藤浩次が一人勝ちしたといわれる所以を明らかにしてきました。
最後までお読みいただきありがとうございます。