日本は台風による風水災害が多発する国です。
私達はいつ予想しない災害にに遭遇するか分りません。
もしものときのために、事前の備えをして置くことが大切です。
そこで、台風などによる災害に備えるために、どんな準備をする必要があるのか、防災対策の専門家に聞いてみました。
目次
家族で防災や事前の備えについて話し合おう!
家族で一度話し合って、必要なことを確認し情報を共有しておくと安心です。
また、話合うことで家族同士、災害に対する意識が高くなります。
話し合いで確認することは、次の3つの事項です。
- ①家族など大切な人の連絡先の確認
- ②非常時持出品や備蓄品の準備など
- ③家の中の安全対策
家族など大切な人とつながろう!
災害に遭うと家族を始め大切な人と連絡を取り合うことが必要になってきます。
また、災害に遭って自分の身元情報を伝えなければならないときとか、携帯電話などを失くしたり故障したときに備えて、身元情報をメモした紙ベースのものを常に持ち歩くように心がけましょう。
身元情報とは、住所・氏名・性別・生年月日・血液型・電話番号・持病などのことです。
更に、災害のときは電話が繋がりにくくなることが予想されます。
そのため、災害伝言版などを利用できるように大切な人の連絡先電話番号を確認して置くことも大切です。
非常時持出品や備蓄品の確認・配備をしっかりと!
避難するなどの非常時にまず最初に持ち出すものを確認し予め置き場所を決めていつでも持ち出せるようにしておきましょう。
①普段から身につけているものや大切なもの
財布(お金)、貴重品、メガネ・コンタクト類、運転免許証、健康保険証、常備薬・お薬手帳、携帯電話、権利証・実印など
②非常時持出袋に入れておくもの
非常食、懐中電灯、携帯ラジオ、電池、マスク、軍手、衣類(下着)、使い捨てカイロ、防寒着(雨合羽やポンチョ)、家や車の合鍵、ペットボトルの水、毛布・タオル・洗面用具、絆創膏・包帯・消毒液などの医療品、筆記用具など
③備蓄しておくもの(避難生活が長くなったり、物資を直ぐに補給できないときに必要です。)
飲料水を含む食料と食器、ラップ(防寒、止血帯、包装など多用途に使用)・アルミホイル、カセット・コンロやボンベ、梱包用品、ポリタンク、はさみ・カッター、着替え、レジ袋・ごみ袋、新聞紙(防寒な多用途に使用可)、トイレットやティッシュペーパー、蝋燭・マッチなど照明用具、テント・寝袋などアウトドアグッズなど
④防災資材として
金槌・スコップ・ヘッドライト・のこぎり・ジャッキ・ロープ・はしごなどを備えて置けば、被災者を救助することができます。
家の中の安全対策を行おう!
阪神・淡路大震災では、死因の8割以上が倒壊した建物や家具の転倒による圧死・窒息死で、そのうち9割の方が地震発生から15分以内のに亡くなっています。
大切な命を守るため、家具の固定や配置に注意し、できれば家屋の耐震補強も検討してみたいもの。
①台所・食堂の安全対策
食器棚や調理器具入れなどを固定し重い器具を下に収納する。
扉が開かないように金具をつけて中の食器や調理器具(特に包丁)が飛び出さないようにする。
台所に簡易消火器を備える。
食堂のテーブルの下に避難できるかどうか確認する。
②寝室・居間の安全対策
寝室ではたんすなどが枕元に倒れてこないように固定、あるいは配置に注意する。
居間のテレビは可能なかぎり低い位置におき、柱や壁に固定する。
窓ガラスは強化ガラスに替えるか、飛散防止のテープを室内側に貼る。
カーテンは防炎加工されたものを、移動暖房器具は振動自動消火機能付きのものを使う。
③風呂・トイレの安全対策
風呂場からガラス製品など身体を傷つける恐れのあるものは置かない。
トイレで揺れを感じら、直ちにドアを開けることを家族間で徹底させる。
地震でドアが歪むと閉じ込められる恐れがあります。
④廊下・玄関の安全対策
災害時、廊下は避難通路になるので、普段から荷物などの障害物を置かない。
玄関のガラス製品の置物に固定するなどの対策を講じる。
非常用持出袋は玄関付近の見やすい場所に置いておく。
まとめ
それでは今回のまとめです。
地球温暖化の影響に間違いないと思いますが、近年、日本の気象状況は、激しさを増しております。
1日の降雨が従来の1月分の雨量になっただとか、今まであまり見かけなかった竜巻が頻繁に発生して多大な被害を生じさせているなどのニュースが日常茶飯時に報道されます。
そこで、災害への備えについて防災対策の専門家にお聞きしたところ、それはそれは事細かにお話ししてくれました。
これらのことを一度に全部実施することは困難でしょうが、出来るところから、一つずつ始めて、進めていくのが重要と仰っていました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。