テレビ朝日は、10月から「報道ステーション」サブキャスターの小川彩佳アナが降板し、後任に徳永有美アナが復帰すると発表しました。
年度途中での異例の人事異動に違和感を覚えるのは管理人だけではないと思います。
降板する小川アナの行き先は、インターネット配信の「AbemaTV」だそうですが、どんなところなのでしょうか。
小川アナが「報ステ」を降板する理由や背景とともに、降板先の「AbemaTV」について調べてみました。
目次
小川彩佳(おがわ あやか)アナのプロフィール
まず最初に、小川彩佳アナのプロフィールを紹介します。
生年月日 1985年2月20日
年齢 33歳
出身地 東京都
身長 168cm
血液型 A型
学歴 青山学院大学国際政治経済学部卒業
趣味 各種鑑賞・観劇(映画、音楽、絵画、歌舞伎)、グルメ、のんびり散歩
特技 日本舞踊(花柳流名取)
特記事項 6歳から8歳までアメリカ合衆国のミシガン州に住んでいたことがあり、また、大学在学中にスペインへ短期留学をしていたこともあるので、国際感覚が身についた女性です(TOEIC915点、スペイン語検定4級)。
報道ステーションを降板する理由、背景
調べてみると、いろいろなことが噂されています。
まず、櫻井翔との破局説?
昨年2月に「嵐」の桜井翔との交際報道がされましたが、その後、桜井翔は、21歳の女子大生との交際が報じられるなど、最近どうも破局したらしいとの噂がもっぱらです。
そのため、小川アナの精神状態が不安定になっていたことも指摘されており、
四月から六月までの放送前に落ち込んでいることがよくありました。打ち合わせの時の表情が暗く、『櫻井と別れたからでは』と現場で噂になったほど(報ステ関係者の話)
しかし、結婚による寿退社ならいざ知らず、破局による降板は普通考えられません。
メインキャスターの富川アナとの確執か?
富川アナから、インタビューの仕方が悪いなどと叱責されたりしており、お二人の間は決してしっくりした関係ではなかったとの話もあります。
小川アナも「もう限界!」などと言っており、こういったことが原因で異動の申し出をしていたのかもしれません。
小川アナのジャーナリストとしての考え方や行動が、視聴率を上げるため、硬派の報道番組から「報ステ」のワイドショー化を目論むディレクターの意向に沿わない?
これが、管理人としては、しっくりいく降板理由の様な気がします。
実は、今年7月に「報ステ」のチーフプロデューサーが交替したのです。
その新チーフプロデューサーが持ち出して来たのが、「報ステ」をワイドショー化することでした。
スタッフを集めて話した今後の方針がふるってます。
いまの報ステのイメージは偏差値七十くらい。東大は入れるんじゃないかという感じ。偏差値五十の庶民が見た時に理解できないからチャンネルを変えちゃおうとなっちゃってる(週間文春)。
要するに、今の報ステは、偏差値50の大衆には理解されず、チャンネル変えられるから、偏差値50程度の大衆でも理解できる内容(ワイドショー化)にして、視聴率をあげよう、ということなのです。
視聴率を上げるためとは言いながら、これでは大衆迎合もいいところだと思います。しかも、その大衆を小馬鹿にした・見下した言い草。
この方針からいけば、小川アナのような存在は煙たいというか、邪魔な存在にほかなりません。
これが、「報ステ」降板の理由として、最も可能性が高いと思います。
もともと、久米宏の「ニュースステーション」のときからの伝統であった、政権批判を正々堂々と行う姿勢、これを受け継いできたのが「報道ステーション」。
森友・加計問題、自衛隊日報隠ぺい問題などについて厳しく糾弾してきたのです。
小川アナも、就任以来、一貫してリベラルな報道姿勢を貫き、政権批判のみならず、テレビ朝日上層部批判も臆することなく続けてきました。 その最たるものは、財務省の前事務次官によるテレビ朝日女性社員へのセクハラ問題の際に行った発言です。
私も今回の問題を受けて、まわりの女性、男性、色々な人と話をしましたが、想像以上に、その高い壁を感じている人が多いということを知りました。
今回の女性社員の訴えからのこの流れを、決して一過性のものにするのではなく、本当の意味で体制や意識が大きく変わる転換点にしていかなければならないと、そして、なっていってほしいと、いち女性としても、テレビ朝日の社員としても、強い思いを込めてこれからもお伝えして参ります。
そのほか、大阪府北部地震への政府の対応、また、自ら広島まで取材に出かけ、核兵器廃絶に向かって動こうとしない安倍政権の姿勢を批判しました。
こうした発言や行動を正々堂々と行う小川アナは、新しいチーフプロデューサーにとっては、排除したくなるのはある意味当然のことでしょう。
降板先のインターネット配信AbemaTVとは?
AbemaTVは、テレビ朝日とあの「アメーバブログ」を運営するサイバーエージェントが出資して設立した株式会社AbemaTVが運営する、パソコンやスマホ向けインターネットテレビです。
ただし、放送事業者の位置づけにはなっていません。
CSデジタル放送のように、多数の専門のチャンネルからライブストリーミングと呼ばれる、音声や動画などのマルチメディア・ファイルをダウンロードする形式で配信、再生して視聴することができます。
当初は、定額の課金制を計画していましたが、現在、運営はすべて広告収入で賄われており、無料で視聴することができます。
平成28年3月1日から一部が先行配信され、テレビとして開局したのは、その年の4月1日になりました。
どんなチャンネルがあるのかといえば、看板チャンネルの「Abema ニュース」を筆頭に、オリジナルの生配信Abema Special、かつてテレビ朝日で放送したドラマの動画配信、アニメやスポーツ・格闘技の実況配信、海外ドラマ、韓流・華流ドラマなど。
趣味のチャンネルとしては、釣り、麻雀、将棋、ゲームなど多彩なチャンネルが用意されています。
小川アナは、10月からこのニュースチャンネルAbemaNewsの帯番組『AbemaPrime』のMCに就任する予定です。
8月13日、現在この番組のメインキャスターを務め、10月からテレビ朝日の情報番組『ワイド!スクランブル』のMCに就任することが決まっている小松靖アナから、小川アナからのメッセージが代読されました。
7年半の間『報道ステーション』1本の私にとっては未知の世界へダイブするような心持ちです。
身の引き締まる思いですが、同時に新たな挑戦が心から楽しみでもあります。
眠っていた筋肉を解きほぐし、『AbemaPrime』だからこそできる報道の可能性を追求しながら、これまでと変わらず、真摯に丁寧にニュースに向き合う気持ちを大切にして精一杯取り組んでまいります。
まとめ 小川アナの報ステ降板の理由
それでは、今回のまとめです。
「報道ステーション」のサブキャスターの小川アナが9月一杯で降板することになり、その理由について、桜井翔との破局説やメインキャスターの富川アナとの確執などいろいろ憶測や噂が流されています。
しかし、政権批判も正々堂々と行って来た報道ステーションを、いわば偏差値50のワイドショー化された番組にする上で、小川彩佳アナの存在が障害となると考えたからこその降板と、管理人は考えます。
小川アナからは、現在、ニュースチャンネルAbemaNewsの『AbemaPrime』でメインキャスターを勤める小松アナの口を通して、新しい職場で取り組む決意表明がされております。
小川アナには、こんなことでめげないで頑張って欲しいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【追記】(平成31年2月9日)
2月8日、小川アナ本人がメインキャスターを務める『AbemaPrime』に生出演して、テレビ朝日を寿退社することを発表しました。
詳しくは、「小川彩佳が寿退社!以前担当の報道ステーションの裏番組へ転身か?」に掲載しています。